糖尿病の食事療法の基本は「過食を避け、偏食せず、毎日規則正しく食べる」 ということであり、何も特別なものではありません。まず食事療法で大切なのは、栄養バランスのとれた食事を心がけるということ。そして、大切なのは食事の仕方。ここでは糖尿病の食事療法の基本を伝授!
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糖尿病の食事療法の基本は「過食を避け、偏食せず、毎日規則正しく食べる」 ということであり、何も特別なものではありません。つまりこの食事療法は、糖尿病患者のための特別食というよりは、常識食・健康食といえるものであり、患者さんだけでなくご家族全員で行っていただくと良いでしょう。
まず食事療法で大切なのは、栄養バランスのとれた食事を心がけるということ。糖質(炭水化物)、蛋白質、脂肪、ミネラル、ビタミンなどをかたよらないように取ることで健康が増進します。個々の食べ物で絶対とってはいけないもの、また逆に特にたくさん取るとよいものはほとんどありません。なるべく多くの食品をバランス良く取るように心がけましょう。
ただ糖尿病の人は高血圧になりやすいので食塩は控え目にしましょう(1日あたり7〜10グラム以下)。また、糖尿病の人は高脂血症にもなりやすいので、コレステロールや飽和脂肪酸(動物性脂肪など)も取りすぎないようにしましょう。
更に、食後の血糖上昇を防ぎ、コレステロールの増加を防ぎまた便通を良くする働きのある食物繊維を十分取るようにしましょう。
糖尿病の食事療法でもうひとつ、大切なのは食事の仕方です。ながら食い、まとめ食いは食べ過ぎのもとになりますのでやめましょう。また、インスリン注射をしていたり、血糖降下薬を内服している患者さんは、特に食事の時間と量を規則正しく取り、食事とこれらの薬の働きがうまくあうようにしましょう。
生活習慣病の代表格とも言える糖尿病は、放置すると腎障害、視力障害、神経障害などの合併症を引きおこし、ひどくなると、透析導入や失明、壊疽による下肢の切断等のおそれもあります。また、糖尿病は脳・心臓などの動脈硬化性疾患の発症進展を促進してしまう、恐ろしい病気なのです。
そんな糖尿病に対し、近年の研究で、よい血糖コントロールを維持すれば、合併症の発症や進展が予防できる事が明らかになってきました。つまり糖尿病を悪化させないために一番大切なことは、食習慣の改善なのです。
糖尿病の食事は、「食べ過ぎない、バランスよく。」が基本です。糖尿病食、と聞くと「特別な食事」のように聞えるかもしれませんが、実は何も特別な食事ではありません。糖尿病食のレシピのポイントは実際は栄養を過不足なく摂り、急激な血糖値の上昇を避けることなのです。むしろ糖尿病食は健康な人にも生活習慣病の予防のために健康食として食べることをお薦めしたいくらいなのです。
また糖尿病食というと、味気がなくて物足りない、というようなイメージを持つ人も少なくないでしょう。しかし血糖コントロールに役立つといわれる酢を積極的に取り入れたり、炭水化物・脂質・タンパク質のバランスを良くして血糖値の上昇を穏やかにするなど、レシピを少し工夫するだけで、甘い物やお肉だって食べることができるのです。
糖尿病食のレシピを紹介した本やサイトなどたくさんあります。糖尿病の人だけでなく、生活習慣病が気になる人も、ぜひ健康的で栄養バランスに優れた糖尿病食レシピを参考にしてみてはいかがでしょうか。